麦粒腫・霰粒腫の検査

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)とは、俗に言う「ものもらい・めばちこ」などの病気のことです。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)とは、 まぶたにコロコロとしたしこりができる病気です。


 検査方法

■麦粒腫の検査

麦粒腫は、まぶたが赤くなり、腫れて、痛みがあり、メヤニや涙がでて結膜(白目)が腫れることもあります。
自覚症状および見た目でも分かりやすいことから、早期に治癒が望まれる疾患です。
眼がはれ、赤くなったらなるべく早く検査を受けることをお勧めします。

■霰粒腫の検査

霰粒腫の初期にはマブタが腫れる人がいます。
普通、痛みはありませんが、しこりができ大きくなると不快感だけでなく、外見上の問題が出てきます。
まぶたにコロコロとしたしこりができたら、一度検査を受けられることをお勧めします。


 治療方法

■麦粒腫の治療

乳幼児などで症状がひどい場合は治療が必要ですが、普通はそのままほうっておいても2~3週間で自然に治っていきます。
ほとんどがブドウ球菌感染ですので、症状に合わせた抗生物質の点眼薬、症状が重い場合は、内服薬や軟膏などが処方されます。
必要があれば切開治療を行うこともあります。
早めに受診すれば、これらの薬で細菌の働きが弱められ、白い膿点が出る前に治ることが多いです。

■霰粒腫の治療

しこり(腫瘤)が小さければ、そのままにしておいても問題ありませんが、しこりが大きくなると、不快感だけでなく、外見上の問題も出てきます。
しこりが大きい場合など、必要があれば切開治療を行います。
急性炎症を起こした場合は、麦粒腫と同じく、抗生物質による薬物治療を行います。
高齢者では霰粒腫と似た症状で悪性腫瘍であることがありますので、注意が必要です。


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